6月渓流釣行第1弾

〜八甲田水系T沢〜



東北地方は7日に梅雨入りしましたが、例年より5日ほど早いそうで、それまでの初夏を思わせる澄み切った青空と暖かな陽気とはうって変わった小雨のどんよりした天気。前日のアルコールのせいで眼が覚めたときはすでに10時過ぎであきらめかけたけど、ページ更新の義務もあり、昼過ぎから八甲田水系T沢に入渓しました。
田植えはすっかり終わった様子の田園地帯ですが、こんな天気だとちょっと気分も低調気味です。


山頂付近は雨、その影響でT沢もじっとりした霧と雨です。そのせいか入渓者はいません。周囲に車も止まっていません。
渓は雨の影響がまだ出てなく平水より少し増水ぎみ程度、にごりも無く十分フライで楽しめるコンディションです。


パイロットフライは15番のメイフライのスタンダードです。ボディは茶系でホワイトのハックルを厚めに巻いたものを使用しました。明らかに岩魚がついている場所にナチュラルで流して、即座に反応があり背中を見せた岩魚は「ガツン」という手ごたえはあったのですが、フッキングせず。その後も立て続けに反応があるのですが、どうもフッキングが浅く、やり取りの最中に逃げられる始末。


フライを確認してご丁寧にシャープナーまでかけて再度キャスティングしたら、大きな底石の手前で大きなライズ、ちょうど尺程度の岩魚がフッキング。
手繰り寄せて写真を撮ろうとしたところで反転され、そのまま川底へ‥。
本日5本目のばらし!何で?何で?何で!
もっと早く気付くべきでしたが、ようやく原因が分かった頃にはあたりには魚の気配が無くなっていました。


もっと早く気付くべきでしたが、ようやく原因が分かった頃にはあたりには魚の気配が無くなっていました。
実は沢に入渓するのでいつものロッドではなく、パックロッドをしょっていったのですがこの竿が3#ロッド。いつも使い慣れた4#〜5#ロッドとやわらかさが違うことに気付かず、いつものあわせで使っていたことが原因のようでした。
あわせたつもりがあわせになっておらず、結果、ひっかかっている状態だったようです。ロッドの影響って大きいんだと実感しました。
それからは少し強めにあわせることを心がけて見ました。



最初にキープできたのが26cmのきれいな魚体でした。流れ出しからたるみのちょっと手前、いわゆるお決まりのポイントです。
それからは20cmから26cm程度までの岩魚がぽんぽん釣れだして調子も戻ってきました。ただ、平水より増水しかけているため白泡が多く、ホワイトハックルのメイフライは非常に見にくい状態になったので、オレンジのパラシュートタイプに変更しました。サイズは15番、見やすくなったのですが、どうも食いが悪く、派手に突っ込む割には本気で食っていないという感じです。
20cm程度のちび岩魚が突っつくように出てくるのですが「がぶ」っときません。
前のメイフライに変えて何とか食いつくところを写真に収めたくて挑戦したのがこの一枚です。ゆっくり浮上してきてつまむ直前です。
あんまりフライの種類にこだわらなくてもいいという経験があった渓ですが、今回は「へー?」でした。



次第に暗くなり午後7時を回ったので夕まずめの狙い時なので大場所に移動して、視認性の良い12番のカディスに変更。しかし、年取ると、この辺が嫌になるとこで、まずめの暗さは老眼鏡無しではきついものがあります。フックの穴が見ずらいこと。更にあせりながらフライボックスを開けて選別しているときによろめいて、まずめ用のフライがばらばらとこぼれる始末。フライの撒き餌なんて聞いたことが無いけど絶対に食いついた奴はいるはず。
結果は元気の良い22cm級が3〜4本出て本日納竿となりました。
中年フライマンにとって薄暮はいらだつ自分との戦いですね。ライズの頻繁な音を聞きながら結ぶティペットをスポットライトで照らしたい気分になります。
老眼鏡は必携です。
もちろん帰りに100円ショップで3本購入しました。着実に年取っているんですねー。




レポートSA氏



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