２００４年６月１９日〜２０日
秋田県阿仁町渓流釣行

第１章

１年ぶりに「マタギの里」阿仁町へ行ってきました。
今回のＷＳＺメンバーは、ＳＡ氏、ビッグＴさん、Ｎ嬢、筆者ＴＴの４名と
遊歩会のＢＡ氏、ＢＳ氏、Ｔ氏の７名です。

ＷＳＺチームは午前６時に八戸を出発し午前１０時に阿仁へ到着しました。
遊歩チームは前日からきておりますので、本日は町営キャンプ場で夕方に合流予定です。

ＷＳＺの長距離トランスポーターであるＮ嬢のステップで到着です。

ＢＡ氏がお勧めしていた沢の入り口が解らなかったため、とりあえずこのへんにすべと
岩井ノ又沢にちょっと入ってみることにしました。

気温１８度、天候雨で、フライにはちょっと厳しいカナ？

ここを入るとすぐに堰堤があり、その上からがいいとのことでしたが・・

ＳＡ氏は年季の入ったウェダーにウェーディングシューズで行くようです。
ウェダーといっても穴があいてしまいウェットスーツ状態だそうです。
もちろんタックルはフライです。

ビッグＴさんは、ここでもファッショナブル。
フライを手にしかも背中にエサ竿を忍者刀のように差し二刀流で挑むようです。

「二兎追うもの一兎を得ず」

この方には、こんな日本のことわざが似合いませんね

Ｎ嬢はカーキブラウンな感じで自然に溶け込んでいます。
大自然の包容力に包まれてご機嫌の様子です。

もっとも自然だけに包まれていても「女の幸せ」は程遠いと思われるのですが・・

いつもたくさんのビールの空き缶に包まれているようなので、以外と幸せなのかもしれません・・・

雨は降っていても増水することのないすばらしい清流です。

ビッグＴさんを先頭に第一堰堤まで釣りあがります。
このぐらいの川では、４人が同時にポイントを攻めるのは不可能なので、ビッグＴさんと
Ｎ嬢に優先的に探ってもらいます。
ＳＡ氏は講師で筆者は記録担当です。

所々でアタリはあっても小サイズばかりで、あっというまに堰堤まで来てしまいました。

堰堤下の垂水のポイントをビッグＴさんとＮ嬢が探っていますがアタリはありません。

本来はこの堰堤上からがいいらしいのですが、雨でコンディションが悪く
たかまくのを止めて、本流に戻ることにしました。

本流です。

ここは、キャッチアンドリリース区間が設けられており、針のかえしなしの物を
使わなくてはならないようです。

本流は沢より広いので、フライも先ほどよりは振りやすいし、ポイントも多くなると
思っているかのような不敵な笑みのダンディービッグＴさんです。

背中の忍者竿はいつうなりをあげるのでしょう？？

雨は霧を呼び、深山の趣きたっぷりな情景ですね〜

ビッグＴさんのダンディー釣法です。

巨体を折りたたみ、みごと渓流に溶け込んでいる

つもりのようです・・・

ＳＡ氏は指導の成果がでない苛立ちのためなのでしょうか？
Ｎ嬢のエサ竿を奪いプロの探りを入れています。

それをジッと見守るＮ嬢
まるで飛雄馬と明子ねーちゃんのようです。
目の幅涙が欲しいところですね。

その後ろでは依然とビッグＴさんがフライを振っています。

立っているＳＡ氏としゃがんでいるビッグＴさんがほぼ同じ大きさに見えます。

ビッグの由来を垣間見ました。

ＳＡ氏もあちこち流してみたようですが・・・・

がっくりとうなだれて戻ってきたＳＡ氏を、くわえタバコで迎えるＮ嬢

人生とは厳しいものです。

一方、ビッグＴさんは、余裕の横向きキャスト

いったい、いつまでそこにいるのでしょうか？


まさか、痺れが切れて立てなくなっている・・・なんてことは
ダンディーなビッグＴさんにはありえないことですよね？

そんなビッグＴさんを置き去りにして、先に進むと妙なものを発見しました。

お・お墓・・・？？

こんなところになぜ？？？

信心深いＮ嬢はねんごろにご供養しておりました。

いったいだれのお墓なのでしょうね？
釣り人が水死でもしたのでしょうか？　ミステリーです。

信心深いＮ嬢は、なにかに恐れをなしたのか突然竿を捨て、斜面をよじのぼっていきます。

何者かに憑依された・・・・・・？

憑依したのはこいつでした

ミズです。

こんなものには獲りつかれるのに、肝心なものにはさっぱり憑かれないのは
なぜなのでしょ？

大募集！来たれ、うわばみ好き

そんなことにお構いなく、ＳＡ氏はトラブル処理中

穴あきウエダーで川に立ちこんだままの作業
忍耐力を養うにはかっこうですね。

いろいろあったのですが、肝心の釣果はさっぱりでした。

これ以上釣りあがってもここじゃだめそうなので、キャンプ場へ行って
その周辺の川でも攻めようということになり、撤収です。

撤収し車に向うとき、その事件は起こりました。

苦悶の表情にしたたる鮮血・・・
いったいＳＡ氏の身になにが起こったのか？？？？

疑惑の第１章は第２章へとつづく・・・・