祝!! WSZ号進水式



WSZ海人の憧れであったインフレータブ
ルがひょんなことから手に入ってこの計
画がひそかに進められていたことは誰も
知らなかった。
なぜ密かなのかは特に理由は無い。
ボートはヤマハ、最近のものに比べると
がっしりしており、やや重量が重い分、
安定性は十分そうな代物。
程度も良好。底にトレーラーで移動の
際に空いた穴が10箇所ほどあるという
ことだったので夜な夜な修理を楽しんで
ました。
しかし問題はエンジン、誰でも乗れる
2馬力をチョイスしたのですが、
マーキュリーの2馬力でも6万円台、
ヤマハやホンダの4ストだと8〜10万円
上ではなかなかやりくりしてもすぐに買え
るものではありません。
そんな中、ネットで見つけた中国製
エンジン。
落札価格が30000円程度とかなり現
実味を帯びた値段。
送料、代引き手数料込みで31000円
で手に入れました。
スロットル仕様、2馬力、スペアパーツも
スクリュー、ガスケット、プラグスターター、
専用工具などが付いてきます。


ここまで来れば何とか出航できるのです
が何かオリジナルが無いとつまらないので
とりあえずエンジン、プラグを国産に交換
して混合比を30:1にすると馬力アップに
なると言うことで早速交換しました。




しかしこれでもいまいち何かが足り
ない。航行の際にゆったりできるように
チェアの製作に取り掛かりました。
壊れた入浴用椅子の背もたれを厚い
合板に取り付けました。
この合板、医療用ベッドに取り付ける
簡易テーブルを裁断したものです。
底にTVとかを回転させる円盤を
取り付けて自由に360度動けるように
との試みです。
底面はこんな感じです。
なかなかのすわり心地です。




これをボートの座板に固定する方法と
して結局シンプルにベルト固定式に
しました。
100円均一で子供用アーミーベルトと
言うのを2本購入ビスでしっかりと留め
で完成です。
実際にボートを膨らまして座面に
取り付けてみました。
エンジン操作や釣りの時も、あたりを
見回すにもかなり楽そうです。
次に製作に取り掛かったのは移動用
ドーリー。このヤマハボートは本体重量
が50キロを超えています。
私の年齢ほどあります。
引きずるにはドーリーが無いとかなりきつ
いと予想されます。最初に目をつけたの
はこのキャスター、実際に製作して取り
付けてみましたが車輪が小さすぎて
砂地はどんどんめり込んでいきます。
却下。
次に見つけたのがプラスチック製の車輪
、何かのカートに付いていたらしいもので
すがまだまだ使えそう。
丸型アルミパイプを切断してラッチで
固定できるような部品を探して車輪を
ビス止め。廃品のごみ捨て場は宝の山
です。購入はビスのみ。
こうしていよいよ進水の日を迎えました。
ちなみにオールはオークションで1200円
で購入。さすがにオールが無いと不安
です。

当日は曇り、風速2m、気温25度、
朝8時の陸奥湾大島付近です。
なかなかかっこいいwsz1号。
組み立てに20分、底板をはめ込むのに
少々手間取りましたが無事完成。
いよいよ進水。
浸水にならないことを祈りつついざ!。
組み立ててこの水際までの間に自作
ドーリーは無残にも本体からビスごと
抜けてしまいました(とほほ‥)
予想以上に重い船体重量と地面の
でこぼこに耐え切れなくなった模様です。
え?回転椅子??実はあの後部屋
の中で取り付けた後、はしゃぎすぎて、
何度も寄りかかっているうちに円盤が
これまた耐え切れなくなって破損。
日の目を見ずにボツ。

ま、シンプルにいきましょう
エンジンは快調です。
やや振動が大きいもののこの重い船体
を2馬力で駆動しているのですから
上出来です。
大島が向こうに見えます。
小型ボートが多く出ていますね。
10分位の走行で岸からこのぐらいの
距離です。
もちろんごらんのように波も無く、風も
殆どありませんので
さあ、いよいよ釣り開始です。
昨年はなんだかんだで真鯛釣りには
来れませんでした。久しぶりの竿の
感触です。
魚探が無いので水深もわかりません。
ラインの出方で30mくらいでしょうか


ボトムが取れたら即、魚信があったのは
小鯛、立て続けに3本上がりました。
鯛めしや塩焼き、出汁をとるには
最高です。
鮫です。時折きます


小鯛が多いのでここは移動。
のし2個ほど沖に出てみました。
インフレータブルの魅力のひとつは
海面が近いということですね。
妙に臨場感があります。
エンジンは快調です。

30分の釣果、小鯛オンリーです。
タモの出番は本日無いかも・・・


とタモの写真を撮り終えた直後、
ボトムに達する直前にひったくって
いった50cm。久しぶりに鯛のぐんぐんと
言う引きを楽しみました。
一応セルフタイマーで記念。
細かな餌鶏の正体はアジでした。
これでも数が上がればおいしそうなん
ですけどね。
2本目のまあまあは45cm、これは
タモでキャッチして撮影後リリース。
食する分は十分ですので。
さすがWSZは違います。


さっきの鯛の恩返し?
巻き上げ途中に銀赤のスプーンに食い
ついてきた50cmのイナダ、引きが強い
ってもんじゃありませんね
ジージーとドラグを鳴らしながらかなり
やり取りしました。
下にも左右にも、引くもんですねー。
この後もLサイズのさば、ふぐ、アジ、
かじかと五目釣りが楽しめました。

出航から3時間、餌もなくなり昼頃には
風も出てきたので帰港しました。
風と1,5mの波の中をフルスロットルで
走行テストしてみましたがボートは
かなり安定していました。
燃費はどれくらいでしょう?
3時間こまめに走って満タンタンクの
4分の1ぐらい残ってました。
3リットルの携行缶を予備に持って
いれば一日ゆっくり遊べるのではない
でしょうか?

(ちなみに帰宅後強化されたドーリーは
かなり実用性高くなっているはずです。
えーっと、椅子はやめました軽量が一番)

レポートSA氏


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