K温泉跡地

 一般の方からの投稿があった体験談です。
施設実名での投稿でしたが、あえて仮称とさせていただきました。

八幡にあったK温泉は今は金網で覆われた廃墟になっているらしいですが先日その知人が彼女を連れて八幡から南部町方面に走っていた時の話です。

夜中、通清水という場所あたりを走っていた時に急に便意をもようした知人はとうとう我慢できずなんとかその辺で用を済ませようと車を停めました。

もともと胃腸が弱い人なので結構こういうことがあるみたいでとりあえず箱ティッシュを持ち、草むらに入ったそうです。

時期が時期なので蚊やら虫やらが飛び交っているし、あたりは灯りもなく薄気味悪い気がしたので落ち着いてというわけにもいかなかったのですがなんとか難を逃れました。

その車を止めた場所が元、温泉?宿泊施設「K温泉」があった場所だったようです。

道端の脇でしたので通りがかりの車が来ないかを気にしながらふと何気なく廃墟側に目をやると右視界の端になにかが横切ったような気がしたそうです。

蛾か気のせいと思いさっさと用を済ませ車に戻ると点けていたはずのウインカーランプがついておらず、エンジンも止まっていたということです。

「え?」と思いドアを開けると助手席の彼女が下を向いて震えていたそうです。何があったのか聞いても嗚咽を漏らすだけでかなり興奮して話せるような状態ではなかったとのことでした。

とにかく気味悪いのと尋常じゃない雰囲気を察して車を走らせ、民家と街灯のある場所まできて車を停めました。

知人はとにかく彼女を気遣い、何があったのか聞きました。

知人が車を出て間もなくウインカーが何もしないのに元に戻って止まったそうです。あれっと思って後続の車を気にして後ろを見たときにエンジンも停止、何か嫌な気配に怖くなってドアを開けて知人を呼ぼうとしたときに助手席の窓に映ったのが痩せこけた老人の姿だったそうです。その老人は男性で頬かむりをして無償髭が生えていたそうでそれ以上は怖くて目をそらしてしまい覚えていないそうです。あまりの驚きにそれが実在した老人なのかどうかもわからなかったそうです。

叫ぼうにも声が出なくてただ震えるばかりで動けなくなってしまいました。

その話を聞いた知人もこわくなりとにかくまた車を動かそうとして驚きました。

彼女の手の甲や腕に血液らしいものが付着していました。怪我したのかと思い見てもそんな様子もありません。さらに助手席のシートやダッシュボードにも同じような跡を見つけました。それは鮮血ではなく時間がたった血液のあとらしく見えました。彼女は今までの恐怖が一気に爆発したかのように大声をあげて喚き知人はそれを必死になだめながら車を走らせたそうです。

付着した血痕の跡らしきものをふき取りながら二人はかなりのスピードで帰宅したそうです。

コンビニの駐車場に着いたころに少し落ち着きを取り戻した二人はふきとった濡れティッシュを処分しようとしてまた驚きました。拭き取ったティッシュには何も付着した跡がなくまっ白いままだったそうです。

その後彼女は精神的なダメージの治療で市内の病院に通院中です。

知人はそれ以来お気に入りの車を手放しました。

その近辺で死亡交通事故があったとかという話も聞きませんし、血なまぐさい話もきいたことはありません。

ただ、実はその知人、10年ほど前に農家の老人の乗った軽トラックとその車で交通死亡事故を起こしたことを知っているのは私を含めて数人だけです。

 



注意!!

あくまで噂ですので
むやみに現地を訪れるのは地権者等の迷惑になるので
できるだけご遠慮ください。

万が一事故・トラブル等があってもWSZでは一切の
責任を負えませんのでご了承ください。


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送